子どもの頃は東京の多摩地区に住んでいまして、春になれば幼なじみたちと一緒に野原や土手でツクシを大量に採ったものです。採って帰ってきたら庭先でゴザを広げ、わいわいとおしゃべりをしながらハカマ取り。
終わったら皆で分けて、家に持ち帰って佃煮にしてもらうのです。大好きな食べ物でした。
さて私が秋田に移住してきたのは春先でした。初めて見る＆初めて食べる山菜がたくさんあったのですが、ふと気づいたのが「そういえばツクシは？」
親しくなった友人に「秋田ではツクシを食べないの？」と訊いてみたら「つくしなんか食べねーよ」と。何で？と更に訊けば、友人は怪訝そうな顔で
「秋田だば他にいくらでもうめもんあるべ？？」
・・・そりゃそーだわー
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